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流氷民族(氷河民族)

りゅうひょうみんぞく(ひょうがみんぞく)  

BOOK表紙////

氷河民族(流氷民族)

作品あらすじ

鹿島は雨の夜、車を走らせていると一人の女を引っ掛けてしまった。減速してホーンまで鳴らしたのに、女の方からとびこんできたとしか思え無かった。駆け寄るとそのあまりの美しさに息を飲むが、昏睡している女を抱えて病院を探し始める。

 





超一流のSF作家である著者様がデビュー間もない頃に書いたオカルトでも無くホラーでも無いSF作品。ちっとも怖く無い代わりに吸血鬼改め“吸血民族”に実にあざやかにサイエンスな味付けがなされています。最初に流氷民族として刊行され後に氷河民族と改題されました。これから探すには氷河民族の方が見つかり易いでしょう。

この著者様の作品は緻密にして非常に計算高い理論的な物語運びを得意としており、本作も一貫して破綻感のみじんも感じさせない構成はやはり才溢れるもので有ります。

吸血鬼設定としては高い身体能力とかガブッとしてガーとか一切有りません。その長寿命に焦点が当てられており、実際には眠りっぱなしです。ちょっと気になったのは作品の単行本化が昭和52年、管理人が手にしたのは重版で昭和55年発行の本でしたが、ロシアが登場します。現在はロシアですがあの頃はソビエト連邦と称されており、その前はロシア帝国でしたが・・・ちょっと古めの作品を読む時にはそんな時代背景と著者様の表現方法に思いをはせて見るのも面白いかも知れません。

氷河民族

BOOK表紙///

 

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 霜樹海的データ

完結

 全1巻


 著者/レーベル (敬称略)

山田正紀/角川書店








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