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駆逐艦 ヴァンパイア


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ヴァンパイア級
ヴァンパイア級(アドミラルティーV型・HMAS Vampire D68) 
排水量: 1,470 トン 全長: 95.1 m 全幅: 9 m 吃水: 2.9 m  

1942年4月9日 イギリス空母ハーミーズを護衛してセイロン島東岸を航行中、日本機動部隊に発見され爆弾13発を受けて沈没。イギリスで建造、所属はオーストラリア海軍。




ヴァンパイア級
改デアリング級ヴァンパイア  (HMAS Vampire D11)
排水量: 基準 2,800 トン、満載 3,950 トン 
全長: 118.65 m 全幅: 13.11 m 吃水: 5.49 m

 

オーストラリアで建造されたデアリング級駆逐艦3隻のうちの1隻。ニューサウスウェールズ州シドニーのコッカトー島工廠で1952年7月1日に起工。1956年10月27日進水。1959年6月23日就役。

シドニーのダーリン・ハーバーのオーストラリア国立海事博物館に貸与され記念艦として係留保存され2008年現在現存している。


ヴァンパイア級



”駆逐艦”のヴァンパイアは歴史上を含めると2隻存在しています。全く関係無い訳ではなく、第2次世界大戦で沈んだD68にちなんで戦後すぐに建造されたD11に命名されたと思われます。船にとって艦名(船名)は各国多少の習慣の違いは有りますが、人の名前と同じ様に大切なものであり、事故が死に直結している海がフィールドゆえに縁起も考えられているものですから、沈んだ初代を偲ぶと同時に守ってもらいたいなどの気持ちが有ったのかも知れません。

決して専門では無いのであまり詳しく書く事は良くないかも知れませんが、アドミラルティーV型D68はイギリスで建造されオーストラリアの所属艦でした。イギリス海軍との行動中に日本軍によって撃沈され、9名の戦死者が出たそうです。

改デアリング級ヴァンパイア D11は戦後オーストラリアで建造されていますが、ここでのデアリング級とはイギリスの呼び名であり最新鋭のオーストラリア海軍デアリング級とは別物です。D11もオーストラリアではボイジャー級と呼ばれていたようです。

戦後の言わば平和な時期に誕生・就航していますから沈む事は無く、船体は現存し大切に保存されています。


 





あとがき><

実はこの2艦の関係について、ネットで調べるも非常に分かりづらいものでした。アドミラルティV級は建造された28隻に全てVから始まる艦名がつけられており、沈没して失われています。なのにオーストラリアに現存する船体があり、後から各資料を見るとちゃんと書いてあるのですが、初めて調べている段階では良く把握できなかったのです。

おまけにイギリス建造→オーストラリア所属のD68はまだしも、イギリス設計オーストラリア建造ゆえにデアリング級と表されるD11で、現在のオーストラリアに新鋭艦デアリング級が存在すること、イギリスでのデアリング級はD級艦の一つ”デアリング”から取られているらしい事などが理解困難に拍車をかけたと思います。

全くの偶然ですが、この記事の写真を集め資料を当っていた1ヶ月程度の間にWikipediaの【駆逐艦 ヴァンパイア】のページがもともと1ページだったのに”初代”と”2代”に分割され、一気に理解が進みました。元のページが無くなっているので、同じ方か手順を踏んだ手続きが有ったものと思われますが、深く感謝しております。

また、本記事には若干の独自の解釈部分があります。出来るだけ調べた上での自炊文のつもりですが、間違いが把握された場合には速やかに訂正したいと思います。また詳しい方で間違いを発見した方は、いきなりバカ扱いとかしないで下さいm(。。..)m。




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