この作品を”ヴァンパイア系”とするには異論が有るかも知れません。多少迷いましたが、後述の設定と、なにより作品がすばらしいので記事化してみました。

 作品あらすじ

加名見町に住む高校生、森宮依人は「空」が好きな少年だった。空の写真を撮ることが趣味の彼は、今日もまたカメラを携え、"夜が青空に変わる一瞬”を撮ろうと水辺の森公園に赴く。

夜明け前、公園の自販機の前で彼は、不思議な少女と出会う。その少女、四方茉莉は、「青空」に対しての憧れを滲ませながら、掴み所のない性格で依人を翻弄する。その後、ふとした騒動に巻き込まれたことで、依人は茉莉と日々の生活を共にするようになると同時に、彼女が「夜禍」という夜にしか生きられない存在であることを知る。
 
「空」が好きな少年と「青空」に憧れつつも見ることの叶わない少女。同じ想いを共有する二人が出会い、惹かれ合うとき、依人と茉莉。その他運命に翻弄される少女達の物語は動き出したのだった。
＜Wikipediaより＞

登場キャラクター

森宮 依人（もりみや よりと）

御池学園に通う高校1年生。空が好きで、いい情景を見ると所構わず写真を撮ろうとしているため、クラスメイトからは「空バカ」と呼ばれている。人形を選ぶセンスが全く無い。
 

四方 茉莉（しほう まつり）

夜にしか出歩かず、青空に憧れている少女。丘の上の教会(取り壊し予定)に住んでいたが、辻堂に襲われ依人の家に居候する事に。機械音痴で料理も苦手。依人並にセンスが無く「トマトしるこ」なる缶飲料を愛飲している。350年以上前から生きている、生まれつきの夜禍人。触れた物を瞬時に風化・老化させる事ができる。
 

 森宮 蒼乃（もりみや あおの）

依人の姉だが3ヶ月ほど前に体調を崩し、加名見総合病院に現在入院中。折り紙を折るのが得意。無口で謎が多いが依人に対しては心を開いており、依人から貰った人形は文句を言いながらも全て大事にとってある。

石月 真名（いしづき まな）

依人の同級生。依人とは高校の入学式の日に蒼乃の病室で出会い、家事全般が苦手な様子を見かねて色々と世話を焼くうちに親しくなる。依人に好意を抱いているが、本人は恋愛感情について否定している。ファミリーレストランでアルバイトをしており、そこで辻堂及び繭子とは顔見知りになっている。

神河 繭子（かみかわ まゆこ）

辻堂と共に行動している少女。うさぎのぬいぐるみを抱え、見た目も10才程度だがませた話し方をする。元は普通の人間だったが、17年前の誕生日に強盗によって殺害された後、何者かの手で夜禍人として甦る。その日、幼馴染の辻堂がプレゼントに買ってきたぬいぐるみを今でも大事に持ち続けている。

辻堂 剛史（つじどう たけし）

茉莉を追っているが、その真意は不明。繭子とは少年時代からの付き合いで幼馴染。17年前、夜禍人となってしまった繭子をいつか人間に戻すと誓い、長い旅の末にその方法を突き止める。

＜人物説明はWikipedia抜粋＆一部改＞

一部では強烈な人気がある本作品は圧倒的に美しい画像だけでもチェックする価値があります。ストーリーもしっかりしており秀作です。”吸血鬼”的キャラとして”夜禍人”が出てきます。

夜禍人（やかびと）
夜の禍として人々に忌み嫌われる孤独な存在。人が寝ている間に捨て去った憎しみや悲しみが集まってできたと言われている。人並み外れた身体能力を持ち、特殊な力を扱える者もいる。また、基本的に不老不死で歳をとる事はなく、大抵の傷はすぐに治ってしまう。しかし、日光などの強い光に当たると体が崩れてしまうため、夜中や雨天時に行動することが多い。 ＜Wikipediaより＞

不老不死、光に弱いだけなら不死者（アンデット）でもある設定ですが、超人的運動能力や生き返らせる等の特殊な力も持っています。吸血鬼として致命的なのは一切血を吸わない事ですが、なんと「トマトしるこ」なるものが好物です。トマトジュースやワインは血液代用の定番ですが、なんですか？トマトしるこって＾＾；

もちろん本サイトが扱いに困るなんて作者様におかれましては何の関係も無い話であり、何をどう設定されようと自由なのは当然です。が、「トマトしるこ」とは凄い飲み物を開発されたものです＞＜。

ちなみにトマトしるこだけで生きていける訳ではなく、普通の食事も美味しく食べています。

前半こそダルな印象ですが、中盤〜ラストは一気必見間違いなし！セツナイ系が好きな人には大いにオススメです。

 DVDパッケージ
＜初回限定ver.＞

 ＜通常ver.＞