作品あらすじ

大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」を管轄するヘルシング家の女性当主インテグラと、インテグラに服従する不死身の吸血鬼アーカード、アーカードによって吸血鬼となった新米吸血鬼の元婦警セラスの以上3名がこの作品の主人公。

王立国教騎士団と吸血鬼・喰屍鬼（グール）の戦闘が中心となっている。アーカード、セラスは吸血鬼でありながら、ヘルシング機関に所属し、吸血鬼狩りをしている。

英国本土内で頻発する吸血鬼による事件にヘルシング機関が対処して、局地的な戦闘が繰り広げられて行くが、謎の組織「ミレニアム」の出現で全面戦争へと移行する。




登場キャラクター


アーカード

真の正統な吸血鬼。日光は天敵ではなく、単に嫌いなだけである。主食は人血であるが、普段は輸血用の血液パックをストローで飲み、また同属である吸血鬼の血を吸う事もある。稀に夢を見る事があり、その際には血の涙を流している。 



セラス・ヴィクトリア

元婦警。「チェダース村事件」でアーカードに吸血鬼化された。この事件はチェダース村に赴任していた牧師（吸血鬼）によって起こされた大量殺人事件であり、この時人質に取られた彼女を、牧師ごと撃ち倒したアーカードが血の契約を行ったことにより吸血鬼になった。書類上では行方不明扱いとなっている。 


インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング

ヘルシング家当主にして英国国教騎士団局長にして円卓会議の一人。通称インテグラ。10年前、父親の死に乗じてヘルシング機関を牛耳ろうとした叔父を殺し、ヘルシング家及びヘルシング機関、そしてアーカードの主人としての権利を継承した。


ウォルター・C（クム）・ドルネーズ 

ヘルシング家の老執事。先代ヘルシング卿の頃よりヘルシング家に仕える片眼鏡の老人。「死神ウォルター」の異名を持ち、かつてはヘルシングのゴミ処理係と呼ばれて吸血鬼狩りを行っていた。得物は極細の鋼線であり、これを自在に操ることであらゆる物を切断し、時にはこれを編みこむことでアーカードの銃攻撃すら防ぐ盾としても活用する。


アレクサンド・アンデルセン

イスカリオテ所属の神父。ヘルシング機関におけるアーカードの様な存在で、対化物用の鬼札と言われる聖堂騎士（パラディン）」「銃剣（バイヨネット）」「天使の塵（エンジェルダスト）」「殺し屋」「首切り判事」など数多くの異名を持ち、その正体は判然としない。生身の人間でありながら、生物工学の粋を凝らした自己再生能力（リジェネレーション）と回復法術により、頭を銃で撃たれても瞬時に再生する。

デフォルメが有ったり名称設定にパロディがあったりとオチャラケた部分は個人的には好みません。かなりグロイ表現が多いので万人向けでは無いと思いますが、クオリティを追求する為に発売日を遅らせるほどこだわっているだけ有って映像・音声共技術的にも賞賛されるべき仕上がりです。

ＯＶＡ版は、より広範な倫理のクリアを要求されたＴＶ版と違い、原作（コミック）に忠実に作ることを旨としている事等、好感が持てます。

ＤＶＤパッケージ（初回限定版）