ブラッド アローン

作品あらすじ
同居する吸血鬼のミサキと小説家であり探偵稼業のクロエの、日常や巻き込まれる事件によって構成される作品。吸血鬼であるミサトは日光を嫌うので夜の物語が多くなるが、コマ割の枠を黒くする事で夜を表現するのが特徴的。作品全体の雰囲気も合わさって回想シーンのような落ち着いた懐かしさとも感じられる独特の感覚に引き込まれていく。
登場キャラクター
ミサキ
真実の眼(アデヴァラート・クライ)」の血脈に属する吸血鬼であり、クロエと一緒に暮らしている。吸血鬼になって日が浅い。その血を人間が飲むとレンフィールド(奴隷)化してしまう。クロエを熱愛しているが、クロエからは優しい父親が愛娘に対するような扱いしか受けていない。
クロエ
ミサキと同居して暮らしている。小説家であり、探偵。喧嘩がやたら強い。姉のモトエを連れ去った「真実の眼」の吸血鬼によって眼球を傷付けられて以来、何物にも惑わされない能力を眼に持つ。
サイノメ
科学警察研究所の主任研究員。死体に触れることで、死者の記憶を見ることができる。クロエとは学生時代からの知り合い(先輩)。
スライ
情報屋の吸血鬼。服装の趣味は独特。「ラリー」という黒猫を飼っている。
ヒグレ
古い世代の吸血鬼。外見は少年だが、実年齢は不明。レンフィールドは全て男であり、クロエに対する言動を考えると男色の気があるような感がある。
吸血鬼の能力設定がネーミングを含めて新鮮・斬新で細かい。
吸血鬼に血を吸われ、その吸血鬼(血親という)から血を与えられた者は吸血鬼になる。吸血鬼になることを新生(ノウルサリート)という。
吸血鬼が人間と視線を合わせながら命令を念じ、相手を短時間操ることを魅了(ファルメク)という。
血脈(ストラルーダ)とは、吸血鬼の血に伝わる意志・能力であり、別人格・本能的衝動として吸血鬼に現れる。吸血鬼が瀕死の重傷を負う・人間の血を吸うなどするとストラルーダの意識が強まり、吸血鬼になる前からの人格・記憶は薄れてしまう。また、同じ血脈に属する吸血鬼達を血族という。
単体でさ迷っている吸血鬼を、親知らず・はぐれ者(オルファン)という。
吸血鬼の血を舐めた人間は、その吸血鬼の奴隷(レンフィールド)になる。レンフィールドは半不死で吸血鬼の能力を持つが、飲んだ血の吸血鬼に記憶・感情を操られ、下僕として従属しなければならない。レンフィールドの主人の吸血鬼を血主(シンアコルダ)という。
同人で始まった作品だけあってミサキが美少女萌え系であったり、クロエが小説家・探偵を兼業し、異常に高度な体術を使うなど、なんとも”ソッチ系”満載な設定ですが、この独特の雰囲気はヴァンパイア系コミックに限らずちょっと他には有りません。いわばマイナーデビュー作品ですが、メジャーアニメ化にもなりえる注目作品です。
コミック(H.19.8.10現在4巻)
作者/掲載誌 (敬称略)
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高野真之/月刊コミック電撃大王
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ヴァンパイア分析
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呼称・種類 |
吸血鬼 |
吸血衝動レベル |
弱
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吸血結果 |
血を吸われ、その吸血鬼から血を与えられると吸血鬼化
吸血鬼の血を舐めた人間は奴隷(レンフィールド)化 |
お気に入りキャラ
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ミサキ |
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