作品あらすじ

世界荒廃の原因はほとんどの生物を死に至らしめる謎の粒子状物質「汚染物質」の存在で、これが大気と大地に充満したことで全世界が人の住めない荒野と化した。自然界ではほぼ全ての動植物が死に絶え、ほぼ唯一、汚染された大地に適応した凶暴な巨大生物「汚染獣」のみが大量に生息している。人類は移動する都市「自律型移動都市（レギオス）」に住み、その機能によって汚染物質や汚染獣といった脅威から守られている。
都市には動力源となる金属「セルニウム」の鉱山の保有権を賭けてほかの都市と戦争を行う習性がある。こうした都市を存続させる上で避けられない戦いにおいて、都市を守るために戦うのが「武芸者」であり、彼らは「剄」（けい）と呼ばれるエネルギーを操る魔法のような技術を駆使し、「錬金鋼（ダイト）」と呼ばれる特殊合金の剣や銃を武器に戦う日々を送っている。  ＜Wikipedia＞

登場キャラクター

レイフォン・アルセイフ

槍殻都市グレンダンの孤児院出身。孤児院の資金を稼ぐ目的で武芸の道を志し、10歳で最年少の天剣授受者となった。武芸者でない生き方を見つけるためにツェルニの一般教養科へ入学するが、カリアンによって武芸科へ転科させられ、第17小隊に入ることになる。

ニーナ・アントーク

第17小隊の隊長で武芸科3年生。綺麗な金髪をショートカットにした少女。気が強く頑固で生真面目な性格。また使命感や責任感が非常に強く、気負い過ぎて先走ってしまうこともある。

フェリ・ロス

第17小隊の念威繰者。武芸科2年生。白銀の髪、銀の瞳、色素の抜けたような白い肌、怜悧な容貌を持つ小柄な少女。ツェルニの生徒会長カリアン・ロスの妹。

シャーニッド・エリプトン

普段の言動は不真面目で、授業をサボったり小隊の訓練に遅れてくることもしばしばあり、常々ニーナから叱咤を受けながらも意に介さず飄々としている。周囲からは協調性が欠けていると言われることもあるが、対抗試合などでは自らの役割を忠実にこなし、不器用なメンバーの多い第17小隊の潤滑油、緩衝材的な存在ともなっている。

ハーレイ・サットン

第17小隊の錬金鋼の整備を担当する錬金科の3年生。ニーナの幼馴染。

この作品をオススメとするかは少々迷いました。優れた設定・世界観で、動画的にも非常に凝っているのは確かですが、主人公レイフォン・アルセイフのキャラ設定がなんとなく中途半端というか気持ちは分かるのですが不自然に思えたからです。６話位進めば慣れますが違和感は残ります。

いろいろチェックしていると

毎回のシナリオ会議にファンタジア文庫の編集者が出席し監修を行っている＜wikipedia＞

との一文を見つけました。ラストを含め原作小説との整合性を保つ為の作業で特別珍しい訳では無いと思います。しかし今作に関してはその作業が裏目に出て、アニメ制作サイドで御しきれない不合理が出てしまっている感がありました。原作小説はもちろんコミック版でも違和感は感じないので、難しいものだなぁと言ったところです。

全体は非常にオリジナリティの高い世界観、凝っているにもかかわらず分かりやすいストーリー、微妙に混ざってくる萌キャラで展開がとても楽しみです。特にフェリ先輩はいいですねｗ。１話・２話の違和感を無視して見続けてみることをオススメします。