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スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい ドラキュラせんき
ブラムストーカーの吸血鬼ドラキュラ伯爵をモチーフに伯爵がバンヘルシングに敗れた後の姿を描いた「ドラキュラ紀元」の続編になります。吸血鬼が種族と言うより民族とも言うべき自然さで非常に多数登場し、血統による差異やバンパイア化してから長く存在している“長生者(エルダー)”や、なりたての“新生者(ニューボーン)”(訳による)の別などかなり細かい設定がなされています。
ドラキュラがドイツを手中におさめ、世界に対して戦争を仕掛ける展開で“もうひとつの第1次世界大戦”と解説されています。それぞれの国家に所属する兵士として吸血鬼部隊同士の戦闘もあり、「吸血鬼対人間」作品とは違う当然に存在する吸血鬼達を自然に描くのは海外作家ならではかも知れません。 日本で「大戦」と言えば第2次世界大戦であり太平洋戦争になります。本作は主にヨーロッパが舞台だった第1次大戦の様子が克明になっており、吸血鬼系と同時に立派な歴史小説とさえ言えそうです。出来れば前作を読んでからの方が馴染みやすいと思います。
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