スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい × [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 PR |
スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい きゅうけつきカーミラ
1872年執筆です。一般的な手段で手に入る吸血鬼小説では最古モノと言って良いでしょう。吸血鬼ドラキュラより古く、それどころか吸血鬼ドラキュラ自体が本作に触発されたB.ストーカーに書かれたと言われる程の名作でもあります。分量としては中編程度で訳本特有の読みにくさが有ってもあっさり完読出来ると思います。
当然ながらドラキュラ設定が皆無です。長寿であること(永遠かどうかは分からない)、血を吸うのに牙を立てるらしい事位が共通で、心臓は一応動いていたりします。ドラキュラ設定が全く無い事で、逆にいかに吸血鬼ドラキュラがその後の吸血鬼作品に影響をもたらしているかが分かるとも言えるでしょう。 良く言われる様にレズビアンモノです。が、描写としては決してハードなものではなく手を握り見つめ合う+α程度でそっち方面が苦手でも読みきれない程では無いと思われます。空を飛んだり灰から再生したりの能力が無い分、リアリティが有るとも言えます。変身はしませんが霧状になって現れる描写があり、ホラーと同性愛で当時の話題を独占したとの推測が容易な傑作です。
ブログ内記事 |
TOPページ
Blog 霜樹海
|