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スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい りゅうひょうみんぞく(ひょうがみんぞく)
超一流のSF作家である著者様がデビュー間もない頃に書いたオカルトでも無くホラーでも無いSF作品。ちっとも怖く無い代わりに吸血鬼改め“吸血民族”に実にあざやかにサイエンスな味付けがなされています。最初に流氷民族として刊行され後に氷河民族と改題されました。これから探すには氷河民族の方が見つかり易いでしょう。
この著者様の作品は緻密にして非常に計算高い理論的な物語運びを得意としており、本作も一貫して破綻感のみじんも感じさせない構成はやはり才溢れるもので有ります。 吸血鬼設定としては高い身体能力とかガブッとしてガーとか一切有りません。その長寿命に焦点が当てられており、実際には眠りっぱなしです。ちょっと気になったのは作品の単行本化が昭和52年、管理人が手にしたのは重版で昭和55年発行の本でしたが、ロシアが登場します。現在はロシアですがあの頃はソビエト連邦と称されており、その前はロシア帝国でしたが・・・ちょっと古めの作品を読む時にはそんな時代背景と著者様の表現方法に思いをはせて見るのも面白いかも知れません。 ブログ内記事 |
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