ツバサ とうきょうレボリューションズ
  

作品あらすじ

玖楼国に住む考古学者の卵である小狼と玖楼国の姫であるサクラは幼馴染。2人は身分の違いを超えて互いに惹かれ合うが、どちらもその想いを打ち明けられないでいた。ある日、サクラの秘められた力を手に入れようとする飛王・リードの陰謀によって、サクラは記憶を失い、その記憶は無数の羽根と化して異世界へと飛び散ってしまった。

羽根を集めて記憶を取り戻すため、小狼とサクラは異世界を移動させる事が出来る次元の魔女の力を借り、やはり次元を渡る必要があり魔女を訪れた者と共に異世界を渡る旅に出る。

いくつかの異世界を経て次にたどり着いたのは、ビルが崩壊するほど強い酸性雨が降り続き、貴重な飲める水をめぐって争いが絶えない東京だった。




登場キャラクター

 
小狼（シャオラン）

サクラと共に異世界に飛び散った記憶の羽根を探している。

 サクラ

飛王・リードの陰謀がきっかけで、記憶が異世界に飛び散ってしまった玖楼国の姫にして、王位第一継承者。

 
ファイ・D・フローライト

雪深き国であるセレス国の魔術師。旅の目的は、表向きには「王(アシュラ王)が目覚めた時、王に追いつかれないように色々な世界を渡り歩くこと」だが真実や行動について謎が多い。


 
黒鋼（くろがね）

日本（ニホン）国で最強と謳われる忍者。あまりに無益な殺生をするので、主君の知世姫に「人を殺めるたびに強さが減る呪い」（「呪（シュ）」）をかけられ、「修行」という名目で異世界の侑子の所に飛ばされた為、元の次元世界に戻るべく旅を続ける。

モコナ＝ソエル＝モドキ

一行が侑子から授かった謎の生命体。異世界で通じないはずの言葉を理解出来るようにするなど108の特殊能力を持つ。普段は明るくイタズラ好き。



 壱原 侑子（いちはら ゆうこ）

その人の願いを叶える代わりにその人から同等の対価を貰う「ミセ」の女主人。強大な魔力を持ち、次元を渡らせる事が出来ることから「次元の魔女」と呼ばれている。

 神威（かむい）

地下に溜まっている飲み水を守る都庁グループのリーダー格。昴流とは双子の吸血鬼。

 昴流（すばる）

双子の吸血鬼の１人。次元を渡る旅の途中、都庁の地下で眠りについてしまった。

 

原作ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- ＜ヴァンパイアマニアコレクション・コミック記事＞では吸血鬼がゲストキャラだった為、神威と昴流、吸血鬼ハンターの星史郎のみしか紹介しませんでしたが、アニメ化ではＴＶシリーズではなく独立感のあるOVA３話作での登場なので、他のキャラの紹介記事も書いてみました。

独立感と言っても原作に忠実なストーリーであり、この作品だけ見ても分かりにくいとは思います。吸血鬼ならではの設定は少ないと言えますが重要では有りますし、東京編自体が作品全体の大きなターニングポイントであり、そこに深くかかわっています。

知る人は良く知っているＣＬＡＭＰワールドの１作品であり、コミック刊行初版特典として供給されたこと、キレイな画像が珍しく無い最近のアニメの中でも更に美しい作品であること、アニメ制作に原作者が深く関わっている事など、話題満載の一品です。