作品あらすじ

近代化を推し進める政府の国王派と、それに反発する反政府組織ガルザとの間で12年の長きに渡り内戦を続ける、ガザッソニカ王国。そこでは、マドラックスと名乗る一人のエージェントの存在が、政府軍兵士と反政府ゲリラのガルザの双方の間で知れ渡っていた。一方、ヨーロッパのような街並みを持つ先進国ナフレスではマーガレット・バートンという一人の美少女が、何不自由ない生活を送っていた。  ＜Wikipedia＞

登場キャラクター

マドラックス

雇われの凄腕エージェント。幼い時に戦火の中を彷徨っている所をSSSに拾われ、エージェントとなる。幼い時の記憶はなく、戦火の中を彷徨っていた理由も覚えていない。「マドラックス」という言葉だけ覚えていたことから、それを自分の名前にしている。

マーガレット・バートン

メイドのエリノアと二人暮らしをしている女学生。12年前、飛行機事故に遭遇し、母親と共に行方不明になったと思われたが、しばらくして単身で帰宅。事故以前の記憶はその際失われていて、言葉すら忘れていた中、唯一「マドラックス」と言う単語だけ覚えていた。

NOIR ・ エル・カザド と共に真下監督の美少女＋ガンアクション”３部作”の２作目。読めそうで読めないシナリオで、１作目「NOIR」同様２人の女性キャラが中心になって展開していきます。「NOIR」より雰囲気は明るくなった感じでしょうか。

２人の女性キャラが中心と言っても２人で組んで旅をするとかじゃなく基本的に別の場所に居ながら進行するのも特徴的。アイテムとして３冊の謎の本が出てきます。さらにファンタジー要素も組み入れて「NOIR」とは全く違う印象です。定番となった音楽と相まって軽快なストーリーはとても見やすい作品。主人公マドラックスの戦闘スキルは高く、”３部作”中もっとも年上と思われるキャラとその生い立ちで能力獲得が自然な感じがします。

かなりハードなバトルシーンを演じる敵との疎通ぶりなど、本筋以外にも魅力的な設定が多い、誰でも楽しめる秀作です。