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吸血鬼カーミラ

きゅうけつきカーミラ 

BOOK表紙////

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作品あらすじ

暴走した馬車が菩提樹の木にぶつかり横転し、中から気絶した美しい少女が運び出される。馬車に同乗していた少女の母を称する貴族然としたこれまた美しい女性は、急ぎの旅の途中であるため倒れた少女をどこかへ預けたいと言い出す。少女はローラの住む城で預かることになり少女の母はローラの父に、少女の体が弱いことと神経質なことを話し、自分たちの素性を探らないよう念を押して去ってゆく。気絶していた少女は城へ運ばれると間もなく目を覚まし、無事を確認したローラは真っ先に少女に会いに行く。しかしその少女と面と向かったローラは、少女がかつて夜中に現れた女性と瓜二つであることに驚く。
<wikipedia>



1872年執筆です。一般的な手段で手に入る吸血鬼小説では最古モノと言って良いでしょう。吸血鬼ドラキュラより古く、それどころか吸血鬼ドラキュラ自体が本作に触発されたB.ストーカーに書かれたと言われる程の名作でもあります。分量としては中編程度で訳本特有の読みにくさが有ってもあっさり完読出来ると思います。

当然ながらドラキュラ設定が皆無です。長寿であること(永遠かどうかは分からない)、血を吸うのに牙を立てるらしい事位が共通で、心臓は一応動いていたりします。ドラキュラ設定が全く無い事で、逆にいかに吸血鬼ドラキュラがその後の吸血鬼作品に影響をもたらしているかが分かるとも言えるでしょう。

良く言われる様にレズビアンモノです。が、描写としては決してハードなものではなく手を握り見つめ合う+α程度でそっち方面が苦手でも読みきれない程では無いと思われます。空を飛んだり灰から再生したりの能力が無い分、リアリティが有るとも言えます。変身はしませんが霧状になって現れる描写があり、ホラーと同性愛で当時の話題を独占したとの推測が容易な傑作です。

 霜樹海的データ

1872年

 全1巻(1話)


 著者/レーベル (敬称略)

レ・ファニュ/創元推理文庫


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wikipedia



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