スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい × [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 PR |
スマートフォンは「横」 にして閲覧して下さい いしのけつみゃく
テーマは純粋な吸血鬼モノとは言え夜な夜な血を吸う化け物を強化人間やハーフヴァンパイアが退治するアクション小説を期待すると完全にマトハズレになります。カテゴリは「伝奇」小説となっており、”普通の”小説において今は立派に認知されている「伝奇」の初期も初期作品に位置します。
さらに言うならば、特に前半は政治小説(ポリティカルフィクション)のような権力図式が強調されており、斬った張ったはありません。後半においても権力がテーマなのか吸血鬼がテーマなのか(いえどっちもテーマなのですが)明確で単純な物語では無い感じです。ちなみに吸血鬼は”魔物系”ではありません。 1971年刊行ゆえの時代的錯誤もあり、単なる吸血鬼ファンではちょっと読みきれないかもしれません。どのくらい複雑かと言うと、上記作品内容文章は自炊しているのですが、何をもって紹介文としたらいいのか管理人ごときの文章力ではとても追いつかない。さらに「石の血脈」でググればいくつかのインプレがヒットしますがそのどれもが違う書き方をしているのもなかなか無いことです。 アトランティスからクロノスの壺、古代巨石信仰まで引っ張り出すスケールの大きさとかなりハードな性描写と合わせて吸血鬼モノでありながら大人の作品であることは確かです。
ブログ内記事 |
TOPページ
Blog 霜樹海
|