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髑髏検校

どくろけんぎょう 

BOOK表紙////

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作品あらすじ

文化八年元旦、外房州白浜の海に鯨が現れる。数日後、鯨奉行秋月数馬の元に参じた白浜の網元、仁右衛門が仕止めた鯨の腹から出てきたと言うビードロの瓶を持って来た。中に入っていた十数枚の書物には蘭学生鬼頭朱之助が、出島沖で遭難し流れ着いた不知火が炎える島で、異形の者に出会った始終が書かれていた。



ミステリーの巨匠横溝正史大先生がB・ストーカーの吸血鬼ドラキュラを思いっきりモチーフにしている怪談小説。単行本には2編が収録されており1/3程度のページ数に当たります。血を吸われると吸血鬼化するのは当然として、ニンニク嫌いやコウモリ変身可という徹底ぶりです。サブキャラには2人の女吸血鬼まで出ています。

但し舞台は日本、時代は江戸の世で文体も立派な歴史小説調です。おかげで少々読みにくいのですが、作品としては重みを増しています。

吸血鬼が棺桶から甦るシーンに“骨寄せ”なる過程が有ったり主吸血鬼に“正体”があったりとオリジナル性も見られます。まぁ半端な先生ではありませんから、マネが多いのは作品としての吸血鬼ドラキュラに対する同業としての畏敬の念があったのかもしれません。ちなみに検校と言うのは、

中世・近世の盲官の最高位の名称。江戸時代になると、国の座をまとめる総検校を最高位として京都に置き、江戸には関東の座の取り締まりをする総録検校を置いた。検校は、専用の頭巾・衣類・杖などの所有が許された。<wikipedia>

と言う意味になります。


 霜樹海的データ

1977年(文庫)

 全1巻



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